実況動画を作成するために必要な機器(パーツ)

ゲーム実況

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まずは実況動画の定義ですが、ニコ生などライブ配信ではなく、動画を録画してマイクで音声を付けたものとします。今回は特に範囲を狭めて、ゲームの録画実況とします。

ビデオ関連や本格的な編集が必要となるとPremiere Pro用のスペックが必要なんですが、ゲームの実況動画で簡易なものであればそこまで高性能なスペックではなくても大丈夫です。

まずはゲームの録画に必要な機器ですが、PCゲームやパソコン画面の録画、ライブ配信であればパソコン以外はとくに必要ありません。録画/配信用のソフトをパソコンに入れるだけで可能です。ただ、PCゲームをしながら録画や配信になるので、ゲーム推奨スペックを上回る性能が必要になります。また、Windowsの更新等で突然不安定になるリスクは付き物になるので、極力要らないものは入れずにシンプルなOS構成にしておきたいところです。

家庭用ゲームの録画だと最高画質でも1080P/30fpsになりますがAVerMediaのAVT-C285AVT-C875がオススメです。

基本的に、録画やライブ配信関係はトラブルが付き物です。なので、パソコンの性能が必要となるソフトウェアエンコードの機器ではなく、パソコンがなくても録画の出来る機器がオススメになります。

AVT-C285やAVT-C875はパソコンがなくても単体で録画が可能なので、トラブルが少なくなります。パソコン用のTVチューナーとかも同じなんですが、パソコン側で制御しようとすると複雑になってトラブルが起こるんですよね。

パソコンのOSは汎用性が高く、何でもできるかわりにインストールされている他のプログラムや同時に動作しているプログラムとの相性問題等で不安定になることも多いです。その点、TVや単体で録画できる機器だと専用設計でソフト側もシンプルになるので動作が安定します。

AVT-C285とATV-C875の違いは主にライブ配信に対応しているかどうかで、ATV-C875がライブ配信に対応しています。ただ、AVT-C875は単体録画時の保存先がSDカードになるのと、単体録画モードでは音声の同時録音ができないのでどちらかというとAVT-C285の方がオススメです。SDカードだと転送速度的に不安が残るのと、単体で音声を同時録音できないのは実況動画としては痛いです。

AVT-C285だと外付けHDDが使えるので安定した速度が必要なフルHDでの録画でも安心ですし、何より音声の同時録音が可能なので実況動画を作るのが非常に簡単です。

ちなみにAVT-C285は転送速度の速いUSBメモリースティックでも録画できます。大体30MB/sぐらいの速度が出ればフルHDの解像度でも安定して録画できます。転送速度の速い最近のUSB3.0対応メモリースティックであれば大抵大丈夫ではありますが、読み書き頻度が高くなるので故障する可能性も高くなります。僕も実際に使っていたのですが、半年ぐらいでスティックが壊れちゃいますね。頻繁に使うなら2.5インチの外付けHDDの方が良いと思います。

ゲーム動画に音声を付けるにはマイクが必要です。オススメはSonyのECM-PC60です。音の拾いも良く小型で邪魔にもなりません。ヘッドセットとは違って頭を圧迫しないのが良いですね。クリップで首元へ付けられるのも便利です。あとはAVT-C285だとマイク端子に挿して、実況モードにしてゲームをしながら話すと勝手にゲーム動画に音声を乗せてくれます。

AVT-C285で作られる動画はMP4なので、パソコンに移すのも簡単でYouTubeならそのままアップロード可能です。録画の前後をカットしたり、複数動画を繋げるにはAvidemuxが便利です。ニコニコ動画だとアップロードできる容量に限りがある(一般会員で40MB、プレミア会員で100MB)ので、エンコードを行って容量を圧縮する必要があります。

一番簡単なのが『つんでれんこ』と思います。エンコードにはパソコンの性能が必要になるのですが、4コアCPUのCore i5なら余裕ですね。パソコンの性能が高ければ高いほどエンコード時間は短縮されますが、それほど長い動画でなければノートパソコンでも大丈夫です。

そもそもプレミア会員でも100MB規制があるので、ニコニコ動画は長い動画にはあまり向いていません。

・1080P/60fpsでゲーム実況動画を作るには?

1080P/60fpsで録画をするためには1080P/60fpsに対応した高性能な録画機とパソコンが必要になります。まずは1080P/60fpsに対応した録画機ですが、こちらほとんど機種がありません。MonsterX U3.0RCV710になります。

この内CV710はパススルーに対応していないので、ゲームをプレイするのに若干の遅延が発生します。ほとんどわからないぐらいとはいえ遅延は発生するので、パススルーに対応したMonsterX U3.0R一択になります。

ただ、注意点がいくつかあり、まずはIntelかRenesas(NEC)製USB3.0が必要なこと。最近のPCだとUSB3.0に対応していることがほとんどですが、USB3.0コントローラーがIntelかRenesasでないといけません。この手の機器のUSBは相性問題が発生するので、デバイスマネージャーで確認しておきましょう。

次に、MonsterX U3.0Rは標準では非圧縮(AVI)形式での録画となります。PCに詳しい人ならイヤな予感がしますよね。非圧縮だと容量がスゴいんです。1080p/60fpsを1時間録画するときに使用されるディスク容量はなんと約900GB! 1時間で1TB HDD 1個使います(笑)。おまけに書き込み速度も必要になり、公式では『500MByte/sのRead/Write速度対応のハードディスク装置の構築が必要です』となっています。

500MB!! SSDでもギリギリ出るか出ないかですがな。HDDだとRAID 0必須。それも2台じゃ500MBは出ないはず。となると4台RAID 0です。容量も必要になるので本気でやるならこれぐらいは必要ということです。まさしくPremiere Pro用のスペックですが、ちょっと現実的ではないですね。

実際にはアマレコTVのようなソフトウェアエンコードのソフトを使って録画するようになると思います。公式の推奨スペックは公表されてないのですが、作者のブログ等で環境を見てみるとCPUはCore i5、メモリは16GBのようでした。

CPU使用率はCore i5で+10~20%前後と思っていれば良いように思います。設定にもよると思いますが、そんなに重いソフトではなさそうです。HDDも通常でかまいません。ただ、やはり不具合も色々とあるようで、これがMonsterXやアマレコTV側の不具合なのか使用者の知識不足なのか判断が難しいところでした。

この辺は環境にもよりますし実際に触って色々と弄ってみないとわからない部分でもあるので割愛します。また、1080P/60fpsの動画でもYoutubeはアップロードするときにYoutube側で再エンコードするので画質が悪くなります。画質を良くするには無圧縮で上げてエンコードをYoutubeの1回にすることだと思いますが、アップロードできる最大容量もあるのでなかなか難しいところです。

・ゲーム実況動画のまとめ

PCゲームであればパソコンだけあれば大丈夫ですが、やりたいPCゲームを上回る性能のパソコンが必要になります。家庭用ゲームであれば1080P/30fpsや720p/60fpsで良ければ単体でゲーム動画を録画できる機器がオススメです。この場合はパソコンの性能自体はそれほど必要ではなく、万能PCノートパソコンで十分です。1080p/60fpsとなると現在はまだ単体で録画できる機器はなく、PCで録画となりますがソフトウェアエンコードを使うと万能PCのメモリを16GBにすれば大丈夫です。

家庭用ゲームの生配信を行うにはリアルタイムにパソコンへゲーム画面を取り込む必要があるため、AVT-C875かMonsterXのような機器が必要です。ただし、この手の機器は設定含めてPCの知識が必要になります。お手軽なのはやはり単体録画機器ですね。

ちなみに現在1080p/60fpsで録画した動画への対応はYoutubeのみで、まだまだ再生する環境も整っていないのですが、Windows10からは対応が進んでいくのではないかと思います。

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